販売職でのキャリアを積み重ねながら、様々なブランドや商材を経験してきた方の、正社員転職への挑戦ストーリーをご紹介します。

「最初は引っ越し後すぐに働きたくて、派遣を選びました」と話を始めるのは、現在大手ラグジュアリーブランドで正社員として活躍している佐野さん。

「私は色々なことに挑戦したいタイプなんです。派遣だと、ブランドや扱う商材を変えたい時に、その都度希望を伝えることができる。希望に合う求人があればすぐに紹介してもらえるので、この働き方が合っていたんです」
アパレルからスタートし、革製品、ジュエリーと、様々な商材を経験してきた佐野さん。「商材が変われば接客の仕方も変わる。どんな楽しみがあるんだろう？という好奇心が常にありました」

「商材が変われば一から学び直しですよね？」という質問に、佐野さんは笑顔で答えます。

「新しいことを学ぶのが凄く面白いんです。商品知識がなくても、これまでの接客経験は活かせる。本当に困ったら同僚に助けを借りればいい。だから新しいジャンルへの挑戦に不安はなかったですね。我ながらポジティブだなって(笑)」

8年間の派遣経験を経て、佐野さんが正社員転職を決意したのには明確な理由がありました。

「アパレル、革製品、ジュエリーと、比較的高価格帯のブランドを経験してきて、次はより高価格帯のラグジュアリーブランドで働きたいという思いが強くなったんです」

転職活動では、エージェントのサポートを存分に活用したと言います。

「各ブランドに合わせた書類の添削や、オンライン面接の環境チェック、証明写真の撮り方まで、細かくアドバイスをもらいました。特に驚いたのは、ブランドごとに専属の担当者がいること。だからこそ、ここまで詳しいサポートができるんだなと実感しました」

3年前に一人で転職活動をした経験を持つ佐野さん。エージェントを利用する大きなメリットを感じたと言います。

「過去の面接での質問例を事前に共有してもらえるので、心に余裕を持って臨めました。想定外の質問でも、準備で増えた引き出しのおかげで落ち着いて答えられたんです」

転職活動で最も大変だったのは自己分析だったと振り返ります。

「自分のことって意外と分かっていないんですよね。どんなブランドで、なぜそこで働きたいのか。なんとなくではいけないと思って、じっくり考えました」
エージェントとの対話を通じて、「これが私の強みなんだ！」という新たな気づきも得られたそう。

「知らないことを知るのは、すごく面白いことです」と佐野さん。「たとえば事務職は経験がなくても、今まで培ったコミュニケーション力は必ず活かせる。ジャンルが違っても、自分の経験が全く通用しないということはないんです。少しでも興味があれば、絶対チャレンジしてみてください」

担当者からは「派遣社員ながら社員同様の仕事をこなしてきた立派なキャリア」と高く評価。面接では勉強熱心でバイタリティあふれる姿勢が評価され、複数の内定を獲得されたそうです。

新しいことへの好奇心と、地道な準備が実を結んだ佐野さんの事例。あなたも、次のステップに向けて一歩を踏み出してみませんか？